ガラケーで通話のみ利用する際の格安SIM・料金プラン
2020/01/07
この記事では、格安SIMをガラケーで使う時の料金プランについて、ご紹介します。
厳密に言うと、格安SIMでは完全に通話のみの契約でガラケーを持つことは出来ません。しかし、データ通信を出来る限り排除した通話メインの低料金プランで、ガラケーを持つことなら出来ます。
通話メインのガラケーではデータ通信が要らないので、音声SIMの低速通信プランと契約し、それをメインに据えながら必要に応じて通話定額オプションを付け足していくというイメージです。
ガラケーのための格安SIM選びで候補になるのはmineo、楽天モバイルの2つ。
なぜこの3つかと言うと、他の格安SIMでは余計なデータ通信が付属する容量プランしかないからです。通話メインのガラケー目的ならこの2つのSIMから選べば充分かと思います。
ガラケーで通話のみ使う場合のmineoのプラン
まずmineo。
ガラケー目的でmineoのSIMを使う時は、ドコモ回線を使ったDプランを使います。メインで使うのはデュアルタイプSIM(データ通信+音声通話)の500MBプランです。
基本データ容量 | 月額料金 | 通話料金 |
500MB | 1,400円 | 30秒10円※ |
通話が少ない人なら、この1,400円+通話料がガラケーの基本料金となります。これにこれにユニバーサルサービス料3円、消費税が加算された金額が合計の月額利用料金。
※通話料は無料通話アプリのmineoでんわを経由すれば30秒10円ですが、アプリを使わずに通話すると30秒20円かかります。
mineoで利用できる通話オプションはこちらの3種類。
オプション名 | 月額料金 | オプション追加時の 合計月額料金 |
10分かけ放題 | 850円 | 2,250円+通話料超過分 |
通話定額30 | 840円 | 2,240円+通話料超過分 |
通話定額60 | 1,680円 | 3,080円+通話料超過分 |
ドコモ、au、ソフトバンクでは2,200円で24時間通話し放題のガラケーが持てるので、それに比べると割高です。通話が多い人はオプションを付けるより、3キャリアのどこかでガラケーを持った方が賢いと思います。
10分かけ放題は1回の通話で10分までは無料、超過分は有料になるプラン。通話定額は通話回数に関わらず、通話時間の合計が30分ないし60分まで定額で利用でき、超過分が有料になるプランです。
いずれのオプションもmineoでんわという無料通話アプリを利用し、超過分の通話料は30秒10円です。mineoでんわ10分かけ放題オプション(850円/月)は2018年3月28日(水)までに申し込むと2ヶ月間利用料が無料になるキャンペーンを実施中です。
mineoでんわも090/080の一般音声通話を使ったアプリです。LINEやSkypeなどのインターネット回線を用いたIP電話ではないので、通話品質は非常に良いですよ。
以上のように、通話が多い人は無理にmineoでオプションをつけるより、3キャリアのどこかで24時間通話し放題のガラケーを持ったほうがお得です。
基本的に通話が少なくて、普段は待受中心の使い方ををする人であれば、500MBの1,400円プランがいいかなぁと思います。
お申込みはコチラ
⇒ mineo<公式>
ガラケーで通話のみ使う場合の楽天モバイルのプラン
最後に楽天モバイル。メインで利用するのがこちらのベーシックプランです。
基本データ容量 | 月額料金 | 通話料金 |
ベーシックプラン | 1,250円 | 30秒10円※ |
このベーシックプランはデータ通信が低速(200kbps)に制限されているプランで、ガラケーで通話のみ使う場合にはこのプランが丁度いいです。
※通話料は「楽天でんわ」という通話アプリを使えば30秒10円です。アプリを使わなければ30秒20円になっちゃうから注意。
楽天でんわもIP電話ではなく080/090の一般通話回線を使った通話アプリなので、音質は良好です。利用には事前の登録が必要なので、もしご利用の場合は事前に登録を済ませておきましょう。
→ 楽天でんわ
楽天モバイルで利用できる通話オプションはこちらの1種類。
オプション名 | 月額料金 | オプション追加時の 合計月額料金 |
楽天でんわ5分かけ放題 by 楽天モバイル |
850円 | 2,100円+通話料超過分 |
5分超過分の通話料は30秒10円です。
mineo、DMMモバイルでは850円で10分かけ放題でしたが、楽天モバイルでは850円で5分かけ放題なのに注意です。同じ値段なのに、楽天モバイルでは時間が半分しかありません。
やはり他の格安SIM同様、楽天モバイルでオプションをつけるのなら、3キャリアのどこかで通話し放題のガラケーを持ったほうがお得です。楽天モバイルで使うのなら、ベーシックプランの1,250円+通話料ぐらいにしておくのがお得かと思います。
通話メインで利用するときのプラン比較
以上の3つがガラケーで通話メインだけ使う場合の格安SIMの料金プランでした。メインに据える料金プランをもう一度整理しますと、このようになります。
格安SIM | プラン名 | 月額料金 |
DMMモバイル | ライトプラン | 1,140円+通話料 |
mineo (Dプラン) |
500MBプラン | → 333円+通話料 |
楽天モバイル | ベーシックプラン | 1,250円+通話料 |
通話料はそれぞれの通話アプリを使えば30秒10円。値段の安さで見ればDMMモバイルが良いし、楽天ポイントユーザーだったら楽天モバイルでもいいかもね。
品質面ではひとんど変わらないので、あとはキャンペーンやポイントなど最後は個人の好みが決め手になるかな、と思います。現在はmineoの契約後6ヶ月間は333円で利用できるキャンペーンが最強なので、料金的にはmineoが今はお得度が高いと思います。
以上の情報をもとに、どの格安SIMの、どの料金プランでガラケーを使うかを決めて、申し込んでください。
申し込むSIMサイズは利用するガラケーのSIMサイズと合わせておいてください。まぁガラケーで使うSIMカードは大抵、一番サイズが小さいnano SIMですけどね。
格安SIMを挿すガラケー端末はどこで用意するか
最後に、格安SIMを入れるガラケー端末についても補足。
ここで紹介した格安SIMが使えるガラケー端末は、自分で用意してくる必要があります。格安SIMが使えるガラケー端末の選び方、買い方の詳細はこちらの記事でご確認ください。
一応、楽天モバイルではSIMフリーガラケーのSH-N01を端末セットで販売してるんですが、税込26,784円とガラケーのくせにやたら高いんですよ。
詳しくはさっきの記事で書いていますが、新品で買うとガラケーでもかなりの出費になってしまうので、全く同じ機種の未使用品の白ロムか、中古品を安くで買ってくる方法がおすすめです。
この方法なら、普通に買うより1万円以上節約できるので、極力出費を抑えたい方はぜひ実践してみてください!
参考